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Finance / みしま通報ラボ

三島市の家計簿

三島市が公式に発表している財政データ(令和6年度決算)を、 "自分の家の家計簿を見る"くらいの気軽さで見られるようにしました。

このページについて: 行政の動き・実績アーカイブとは違い、 数字を分かりやすく・楽しく見てもらうことを優先したページです(グラフの演出・家計簿的な言い回しなど)。 正確な原本の数字は、ページ末尾の出典からいつでも確認できます。

三島市の1世帯あたり、毎月使われているお金
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令和6年度の歳出総額 460.8億円 昨年度(令和5年度 428.2億円)比 +7.6% (+32.7億円)
この数字は何? 三島市が1年間に使ったお金を、世帯数と12か月で割った金額です。言い換えると、市は毎月、1世帯あたりこれくらいの金額を道路・ごみ処理・福祉・学校などの公共サービスに投入している計算になります。家賃や電気代のような「毎月の固定費」と同じ感覚で捉えてみてください。世帯ごとに実際に払っている税額そのものではなく(国からの補助金や市の借金による収入も含まれています)、あくまで行政サービス全体の規模を世帯数で均等に割った目安です。
もとになっているのは令和6年度決算の歳出合計 460.8億円です。 これを世帯数(46,106世帯)や人口 (106,176人)で割ると、 1世帯あたり年間約100万円、 住民1人あたり年間約434,039円になります。 (ページを開き直すと、別の見せ方の数字が表示されることがあります) なお上の「昨年度比」は、前年度(令和5年度)の歳出総額 428.2億円 (総務省「令和5年度市町村決算カード」(静岡県・三島市)より) との比較です。三島市の公式サイトには当年度分の資料しか公開されていないため、同じ調査を もとにした総務省の資料から前年度分を確認しています。
この金額、多い? 少ない? 財政の健全度は同規模都市の中でも平均的〜良好。ただしコスト面の一部項目は平均より高め → 詳しく比べる
Breakdown

何に使われている?(目的別の内訳)

出典:令和6年度財政状況資料集(下部の出典欄と同じ資料)
民生費福祉・子育て・介護など
186.8億円
40.5%
土木費道路・公園・下水道など
61.6億円
13.4%
教育費学校・生涯学習など
60.8億円
13.2%
総務費庁舎・戸籍・広報など
53.0億円
11.5%
公債費過去の借入金の返済
36.7億円
8%
衛生費ごみ処理・保健衛生など
29.6億円
6.4%
消防費消防・救急・防災
20.5億円
4.4%
商工費商店街・観光振興など
5.3億円
1.2%
農林水産業費農業・林業の振興
3.1億円
0.7%
議会費市議会の運営
2.5億円
0.6%
災害復旧費被災箇所の復旧
0.6億円
0.1%
労働費雇用対策など
0.5億円
0.1%
Household Health

三島市の家計は健全?

出典:令和6年度財政状況資料集(下部の出典欄と同じ資料)+総務省 地方財政白書
実質公債費比率数値が低いほど安全 6.5% 基準より低く安全
安全(〜18%) 許可制(18%〜)

借金の返済が、家計(収入)を圧迫していないかの指標。18%を超えると地方債の発行に国の許可が必要になり、25%を超えると「早期健全化」が義務付けられます。三島市は6.5%と、どちらのラインにも遠く及ばない水準です。

将来負担比率数値が低いほど安全 28.1% 基準より低く安全
安全(〜350%) 早期健全化(350%〜)

これから返していく借金等の重さを示す指標。国の基準では350%を超えると「早期健全化」が義務付けられますが、三島市は28.1%と、基準の1割にも届かない水準です。

経常収支比率数値が低いほど自由に使えるお金が多い 90.6% 要注意ラインに近い
同規模都市平均より低い 同規模都市平均より高い

人件費など「毎年必ずかかる固定費」が、毎年入ってくるお金の何%を占めるか。低いほど自由に使えるお金が多くなります。類似62市の平均は94.68%、全国市町村平均は92.8%(総務省)で、三島市の90.6%はどちらよりも低い=やや余裕がある水準です。

財政力指数数値が高いほど自主財源が豊富 0.84 全国的に高い水準
同規模都市平均より低い 同規模都市平均より高い

自分の力(税収等)でどれだけ賄えているかの指標。1に近いほど自前の稼ぎが多いことを示します。類似62市の平均は0.75で、三島市の0.84はそれを上回ります。1を超えて地方交付税を受け取らない市区町村(62市中では戸田市のみ)は全国でも少数派です。

Savings

貯金(基金)は増えている?

出典:令和6年度財政状況資料集(下部の出典欄と同じ資料)
37.8億円
R04
42.8億円
R05
46.4億円
R06

財政調整基金(いざという時の貯金)+その他特定目的基金の合計

Compare

同じくらいの規模の街と比べると?

出典:令和6年度財政状況資料集(下部の出典欄と同じ資料)

三島市だけの数字を見ても「多いのか少ないのか」は分かりにくいので、 総務省が人口・産業構造で分類する「全国の同規模都市(総務省分類「Ⅲ-3型」)平均」 (三島市と似た特徴を持つ、全国62市の平均値)と並べました。 ※特定の1都市ではなく、同じグループに属する都市の平均です。比較対象となる都市の一覧は、 ページ末尾の出典欄に掲載しています。

まず、財政の健全度を62市の実際の数値で比べると独自集計

総務省「令和6年度地方公共団体の主要財政指標一覧」全市町村の主要財政指標 から、類似62市(三島市含む)それぞれの実際の指標を集計しました。「平均」だけでなく、 62市の中で三島市が何位かも分かります。 ここに出る「平均」「中央値」は総務省が発表した数字そのものではなく、公開されている61市それぞれの実測値から、みしま通報ラボが独自に集計・計算したものです(三島市自身は集計対象に含めていません)。

総合的な健全度では、4指標中2指標で同規模62市の中央値より良い順位につけています。 財政破綻の心配をするような水準ではなく、同規模の街の中でも平均的〜やや良好な部類です。 一方で、下の「支出の内訳」を見ると人件費・公債費など一部の費目は平均より高く、 「健全だが、コストのかけ方には偏りがある」というのがこの街の実像に近い言い方です。

財政力指数
類似62市中16位
三島市
0.84
62市平均
0.75

自主財源の豊富さ。三島市は類似62市中16位(高い方から数えて)で、平均0.75・中央値0.73をどちらも上回る。

経常収支比率
類似62市中13位
三島市
90.6%
62市平均
94.68%

固定費の重さ。三島市は類似62市中13位(低い方から数えて=良い方)で、平均94.68%・中央値95.3%のどちらより低い=やや余裕がある。

実質公債費比率
類似62市中48位
三島市
6.5%
62市平均
4.52%

借金返済の重さ。三島市は類似62市中48位(低い方から数えて)で、平均4.52%・中央値4.2%のどちらより高め。国の基準(18%・25%)には遠く及ばないが、同規模都市の中では返済負担が重い方に入る。

将来負担比率
類似29市中18位
三島市
28.1%
62市平均
26.15%

将来世代への負担。実際に数値が算定された29市(三島市含む)の中で18位。平均(26.15%)より中央値(23.45%)の方が低いのは、一部の市の高い値に平均が引っ張られているため。類似62市のうち33市は将来負担比率が「算定されない」=実質ゼロ以下という、さらに健全な状態。

次に、支出の内訳(コスト面)を比べると

ここに並ぶ5項目(人件費・給与水準・職員数・借金の返済費用・インフラ投資)は、 こちらで選んだものではなく、三島市公式の「財政状況資料集」自体がこの5項目だけを 同規模都市平均と比較しているため、そのまま掲載しています。つまり支出の中でも 「コストのかかり方」に関わる項目に偏った並びになっているのは、原本の資料の構成によるものです。 歳出全体の内訳は上の「Breakdown」、財政の総合的な健全度は上の指標一覧をあわせてご覧ください。

確認できた5項目のうち 4項目で、三島市は同規模都市平均より数値が高くなっています (残りは平均並みか、平均より少ない項目です)。

職員の人件費(住民1人あたり)
三島市
85,231円
同規模平均
73,991円

人件費・退職金・組合負担金等の合計。三島市は類似団体平均より高い。

ラスパイレス指数(職員給与水準)
三島市
101.8
同規模平均
98.7

国家公務員の給与水準を100とした場合の地方公務員の給与水準。三島市はやや高め。

職員数(住民1,000人あたり)
三島市
6.14人
同規模平均
6.28人

三島市は類似団体平均よりわずかに少ない(職員数はスリムだが、1人あたり給与水準はやや高い)。

借金の返済にあてた費用(住民1人あたり)
三島市
12,661円
同規模平均
9,896円

実質公債費比率の算定に使う「公債費に準ずる費用」の合計。三島市は平均より多い。

道路・施設等への投資(住民1人あたり、令和6年度)
三島市
62,877円
同規模平均
49,779円

普通建設事業費。三島市は道路・公共施設等への投資に積極的な水準。

気になる街の名前で見比べる

類似団体グループの中から、地域的に散らばる5市を抜粋しました(同じ出典)。

財政力指数 経常収支比率 実質公債費比率 将来負担比率
三島市静岡県 0.84 90.6% 6.5% 28.1%
戸田市埼玉県 1.22 86.3% 7.8% 23.1%
草津市滋賀県 0.91 90.5% 4%
生駒市奈良県 0.72 88% 1.6%
多治見市岐阜県 0.68 89.4% -2.3%
伊勢市三重県 0.57 96.9% 5.8%

将来負担比率が「—」の市は、算定されない=実質ゼロ以下(三島市より健全)であることを意味します。 財政力指数が1を超える戸田市は、地方交付税を受け取らない「不交付団体」です。

🧭 この数字、私たちの暮らしとどう関係する?

  • 使い道の4割が福祉(民生費):高齢者福祉・子育て支援・介護などに、歳出の中でも突出して多くの予算が使われています。福祉サービスの水準を支える一方、他分野に回せるお金はその分限られます。
  • 「自由に使えるお金」の余地は広くない(経常収支比率90.6%):毎年ほぼ決まって出ていく費用(人件費・扶助費・借金返済等)が収入の9割を占めています。新しい取り組みや突発的な対応には、その都度財源の工夫が必要になりやすい状態です。
  • 借金は将来世代に大きな負担を残さない水準:実質公債費比率6.5%・将来負担比率28.1%はいずれも国の警戒ラインを大きく下回っており、今すぐ財政が立ち行かなくなる心配は小さいと言えます。
  • 貯金(基金)は3年連続で増加:37.8億円→42.8億円→46.4億円と積み上がっており、急な出費(災害対応など)への備えは年々厚くなっています。
  • 職員の給与水準は同規模都市よりやや高め:職員数自体は平均よりスリムですが、1人あたりの人件費は15%高く、ラスパイレス指数(給与水準)も101.8と平均を上回ります。
  • 道路・施設への投資は同規模都市より活発:普通建設事業費は住民1人あたりで平均より26%多く、インフラ整備に積極的な分、将来の維持管理費も見込んでおく必要があります。
このページの数値の出典(このページ内すべてのグラフ・数値で共通):
三島市「令和6年度財政状況資料集(全国統一様式)」 (2026年3月26日更新)
確認日:2026-09-12。数値は原本のExcelファイルから手作業で転記しています。 原本の様式・注記も含めて確認したい方は、上記リンク先で直接ご覧ください。

ヒーローの「昨年度比」で使った前年度の数値の出典:
総務省「令和5年度市町村決算カード」(静岡県・三島市) (令和5年度歳出総額 428.2億円)。 三島市公式サイトの財政状況資料集は当年度分のみの公開のため、同じ地方財政状況調査を原資料とする 総務省の決算カードから転記(2026-09-12確認)。

比較・目安として使った全国平均・基準値の出典:
経常収支比率の全国市町村平均(92.8%):総務省「令和7年版 地方財政白書ビジュアル版」(令和5年度決算)
実質公債費比率・将来負担比率の基準(18%・25%・350%):地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく早期健全化基準等

「同規模都市」として比較した都市の出典:
総務省「令和5年度類似団体別市町村財政指数表」都道府県別団体名一覧表 の「都市Ⅲ-3」区分(三島市を含め全国62市)。三島市以外の61市は以下のとおりです:
小樽市、江別市、酒田市、会津若松市、土浦市、取手市、狭山市、鴻巣市、戸田市、入間市、朝霞市、富士見市、三郷市、坂戸市、ふじみ野市、木更津市、成田市、我孫子市、鎌ケ谷市、印西市、青梅市、昭島市、小金井市、国分寺市、東久留米市、多摩市、伊勢原市、海老名市、座間市、多治見市、伊勢市、草津市、池田市、守口市、泉佐野市、富田林市、河内長野市、松原市、大東市、箕面市、羽曳野市、門真市、三田市、橿原市、生駒市、米子市、廿日市市、岩国市、大牟田市、飯塚市、筑紫野市、春日市、大野城市、諫早市、別府市、延岡市、霧島市、宜野湾市、浦添市、沖縄市、うるま市

財政健全度の62市比較・気になる街の数値の出典:
総務省「令和6年度地方公共団体の主要財政指標一覧」全市町村の主要財政指標 (2026-09-12確認、Excelファイルから上記62市分の数値を抽出・集計)